ボーダーブレイクを趣味の一つとするすべての人へ

諸君、私は戻ってきた。

延ばし延ばしになっていたブログ更新をついに行おうと思う。

 

このタイミングでのブログ更新と来れば、お察しの良い諸兄はテーマは読めてるでしょう。

 

そう、PS4ボーダーブレイクのOBTですよ。OBT。

タイムラインでは、ここぞとばかりに『初心者いじめが…』『迫真アケ勢マウントが…』などなど、

たくさんの人がご自身の考える正論を吐き出し、その様たるや侃々諤々の議論というよりは喧々囂々の言い合いといった様相です。

かんかんがくがくとけんけんごうごう、使い分け難しいですよね。俺も今調べて書いた。

 

この議論の中に所詮わたくしめが一石を投じようとも、百家争鳴が百一家争鳴になる程度でほとんど影響力も効果もないでしょう。

では何故、このテーマにかこつけてまさに今ブログ更新を行うのか?

それは最後まで読んでから、ということで。

 

 

ではでは、前置きも長くなりましたが本題に入っていきましょう。

まず、この記事を読んでみてほしい。面倒だったら飛ばしてね。

allabout.co.jp

記事としてはそれほど出色のできと言えるものではなく、あくまで普通~良記事の範疇に入るものだとは思いますが、

終盤のこの部分はとても大事な話だと思います。以下引用。(上のリンク読むの面倒だった人はここだけ読めば良いよ)

 

””ある時、たまたま仕事でプロの将棋棋士の方と将棋を指す機会に恵まれました。インタビューの写真撮影の雰囲気作りで指しただけのことでしたが、赤子の手をひねるとはこのことで、全く歯が立たないどころか、自分が何をしても先を読まれているような感覚を味わいました。

その時、プロ棋士の方が何を言ったか。実は大変に褒められました。「全然分からないなんておっしゃってましたけど、そんなことないですよ。きっちり狙って指せているのが、伝わってきました」その上で、ガイドでも分かるように基本の考え方を教えていただきました。これがプロというものだなと、いたく感心したのは、その圧倒的な腕前ではなく、初心者に対する態度の方でした。””

 

 

 皆さんが一人の初心者として何かの趣味を始めようとする時、自分の考え方や感想はほっぽらかしにされ、

先達から口うるさくあれやこれやと「指導」をされたら、仮にそれが上達への最短ルートであったとしてもあまりいい思いはしないはずです。

その人に対する不満が、始めたばかりの趣味へのモチベーションをいつしか低下させ、終いにはもうやらなくなってしまう…

なんて経験をしたことのある人は少なくないでしょう。

 

前掲の引用部分には、そんな言葉にしづらい不満を解決してくれる答えがあります。

ここには、初心者・中級者に対する先達の態度として一番大事なことが(明記されてはいませんが)詰まっています。それは、

初心者・中級者たちに頭から正論を投げつけるのではなく、まずは相手が一生懸命考えたこと・方針を理解し、肯定したうえで、初めて自分の持つ知識を初歩から焦らず丁寧に伝えること。

これが出来る人は稀少です。初心者や中級者の考えそうなことを彼らの視点に立って読み取り、

なおかつ丁寧に効率よく教えるだけの知識と技量がなければ出来ません。

ですが、私たちのような凡人であっても、

「初心者の考えをちゃんと聞く」

「頭ごなしに否定しない」

「矢継ぎ早に知識を詰め込ませない」

ぐらいのことであれば、しっかり意識しておけば出来ると思います。

 

人は誰しも、新しい趣味やコミュニティに一歩を踏み出す時、まずそこに自分の居場所を築こうとします。

まだ居場所を作りきれていないうちに頭ごなしに正論を投げつけられると、「自分の居場所がない」という印象を抱いてしまい、モチベーションは大きく低下します。

居場所がなくても耐えられる限りはそこに居続けなければならない学校や会社とは違う世界ですから、「居場所がない!」となれば人はすぐに撤退します。

先住民は、新しく入ってきた人たちが居場所を見つけられるようにフォローし、居場所を確立できたらそれからゆっくりゆっくり背中を押していけばよいのです。

これは、なにもボーダーブレイクの世界に限ったことではありません。

 

それでは、ここまで読んでくださった皆さんに改めて振り返ってみてほしいのですが、

今タイムライン上で終わりなく交わされている議論は、果たしてどれほど意味のあるものなのでしょう???

 

私とて、この議論のすべてをバカにするつもりは毛頭ありません。むしろ、自分が入ることで話が進むのであればどんどん乱入したい部類の人間です。

だってボーダーブレイクのことが大好きですから。

だから、今はまだこのゲームを知らないいろんな人たちに知ってもらって、この輪を広げられる限り広げたい。

その思いがあればこそ、議論にも熱が入って周りが見えなくなってしまう。

 

今タイムライン上で飽きることなく議論を戦わせている人たちも間違いなくそうだと断言できます。大好きでなければ、議論に飽きて他のことやってますからね。

ただし、あんまり議論に固執しすぎるのはNGです。多少周りが見えなくなるのはいいとしても、それ以外何も見えなくなってしまったら本質を見失います。

ボーダーブレイクが好きで門戸を広げたくて議論を戦わせた結果、むしろ門戸を狭めてしまっては後世の寓話ものです。

 

技術だとか態度だとかは後回しにして、まずは新規の人たちが居場所を確立するのを邪魔しないようにさえすればそれで充分ではないでしょうか。

 

改めて、PS4版の始動は、ボーダーブレイクの10年近い歴史の中でも新規ボーダーの増加という点では間違いなくトップクラス…いえ、トップの事件だと思います。

麻薬の中毒者を増やせるここ一番のチャンスで、ヤク中のマフィア同士で内輪揉めしてたらせっかくの道連れの機会をうまく活かせません。

アケ勢がどうの、新規勢狩りがどうの、そもそもボダ勢は性格がどうの、そんな矮小な話題で揉めるのは程々にしておきませんか。

それよりも、ここは過去10年で一番の結束を見せて、何十万人単位の麻薬中毒者を生んで差し上げましょう。

内部抗争するのはそれからでも全然遅くない。

 

今は、高ランも低ランもガチ勢もエンジョイ勢もアケ勢もアケ引退済老害勢もみんな一つに手を取りましょう。

たった半年程度の我慢だ。

奴らの脳みそを毒々しく光る緑色に染めてやれ。

 

それでは。